RaspbrryPiのIPアドレス固定等事前準備

【参考HP】

 RaspbrryPiのIPアドレス固定方法その他の設定方法

【 取組紹介 】
上記HPを参考に手持ちのRaspbrryPiのIPアドレスを固定化してみたいと思います。

<スクリーンショット機能追加>
まず RaspbrryPi 上の画面コピーはWindowsの様に簡単ではなくアプリをダウンロードして使います。

 sudo apt-get install scrot

インストール終了したら、使い方は簡単です。
ターミナル上で「 scrot 」で画面全体のスクリーンショット画像が、ホームディレクトリーに保存されます。
画面の部分的なショット画面が欲しい時は、「 scrot -s 」で範囲はマウスで指定範囲のみです。

<現状IPアドレス確認>
現在のRaspbrryPiのIPアドレスを確認してみます。


192.168.1.35 であることが解りました。


<IPアドレス固定>
IPアドレス固定を行うのに下記のファイルを修正します。( nanoを使用 )
 sudo nano /etc/dhcpcd.config


dhcpcd.config の編集前の内容(一部)


dhcpcd.config の編集後の内容(一部)


書込みが終了したら、リブートします。

 sudo reboot

再立ち上げしたら、上記で設定したアドレスになっているか確認しましょう。



<SFTPでRaspbrryPiに遠隔接続する環境を作る>
PCからRaspbrryPiを遠隔操作するPCは、鵜飼Toshiba<Windows10>を使用
これを使うためには、RaspbrryPi側はSSHサーバーを有効にしておきます。
PC側では、SFTPクライアントをインストールする必要があります。( ここでは FileZilla を使用 )

 FileZilla : https://filezilla-project.org/

下記画面の Client 側を選択します。


ダウンロード完了後、下記の画面が表示されます。


画面のホスト窓に pi アドレスの「192.168.1.35」を、ユーザー名に「 pi 」、パスワードに「****」ポートに
「22」を入力して「クイック接続」ボタンを押すと下記の様に接続表示成功と表示される。


この状態でも普通に使用できるが少し気になる部分がある。
サーバー側(右側)中段を見ると「?」マークが出ている。
サーバー指定がしっかりできていない、サーバー名を付けて明示的に作成しなければいけなかった。
言い換えるとサーバー名が異なっていれば、いくつかのサーバーを管理できる。
このあたりの参考となるHPが下記です。

 超初心者向け!FileZilla(ファイルジラ)の使い方
 FTPツール「FileZilla」使い方とお勧め設定

上記を参考にメニュー「ファイル」下にある「サイトマネージャー」をクリックして開きます。
サイトマネージャーは、赤枠部です。「新しいサイト」をクリックします。


今回はサイト名に「JROBO_Pi_1」とつけています。
後は前回同様、「ホスト:192.168.1.35」「ユーザ:pi」「パスワード:****」を入力します。
接続ボタンでRaspbrryPiに接続します。


この時、プロトコルを「SFTP-SSH**」にして通信の暗号化にした方が安心です。

接続完了後の画面が下記です。サーバー側の「?」は同様についているので問題ないのだと思われる。


これで必要なファイルを選択しマウス右クリックして表示される「アップロード」「ダウンロード」で自由に
PC側からRaspbrryPiへ、またはRaspbrryPi側からPCへ自由にファイル移動、することができます
参考HPにあるようにファイル比較(サイズ、日付)も可能です。


<Samba で RaspbrryPi にアクセス>
FileZilla で PC と RaspbrryPi でファイルの送受信を行うのに SFTP が使える環境にしましたが,Windowsの
エクスプローラの様にファイル内を確認できれば、より便利になるのでこの機能を加えてみます。
その機能は、「Samba」を使えば実現します。
「Samba」は、Linux、Windows間のファイル共有、プリンタ共有を可能にします。

まずはRaspbrryPiの端末に下記コマンドを打ちます。

 sudo apt-get update
 sudo apt-get -y install samba

上記を実行すると、「http://raspbian.raspbrrypi.org」からのエラーが発生する。
一時原因究明の為、中断します。